手を器に水を掬い
それをまいたらキラキラと
光る芝生に背中をつけて
足を上げて空を歩く
寝転んだまま歌っていたら
小さな夏鳥やってきた
すてきな歌のお返しに
雲を掬いに行きましょう
■movie■
会場:gallery fu do ki
日時:2011 7/30〜31
(再演)SARAVAH東京 2011 9/17
●夏掬い写真●
建築空間すべてを使った、立体絵本。
展示とパフォーマンスの交差。物質と実体を交差をさせる。
建築構造利用した展示、物語構成を追うことで観客も物語を体感していく。
物質と実体の狭間を行き来する作品。
【concept】
ずっと不思議に思っていた。
空が上にあって 海が下にあること。
それをみんなが同じように認識していること。
その世界の中で、見えないルールの繊細なバランスの中、私達は関わり合い
大きな循環の一部として生きている。
小さな一つ一つの判断が 今日も空模様を変える。
世界中が見つめる大きな絵を世界中が描いている。
美しい空に出会うような奇跡を そんな一瞬を掬っていきたい。
そしてその中に物語を見つけ生きていけるのなら。
ある夏の少女の頃のように。
【作品概要】
二階建て、螺旋階段のある空間。
タイトルと冒頭の文章が書かれたガラスの扉をあけると、絵本の空間が始まる。
陶器の人形と言葉のストーリーを読み進めて行きくと、鳥に連れられ空に飛んで行く。
その展示を追い、螺旋階段をのぼると、二階部分は雲の上の物語の続きの展示。
陶器の展示は、アイスティーの雨を降らせてしまうところまで。
(雲の上の二階で、物語に登場する雲のアイスティーと雲のかけらを受け取る)
観客が一階におりると、雨粒の陶器の展示になっている。
二階から音楽家と少女が降りてきて(アイスティーの雨を追いかけて雲を降りてくる)
陶器の展示の続きからパフォーマンスにきりかわり、物語の後半がはじまる。
夏掬いの歌たち
絵本&CDこの空間作品を絵本とCDの形にまとめました。(2012 5/21より発売)
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水・マスキングテープ・ちっこう・Sフック・てぐす・鍵・七色のリボン
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<夏雲のアイスティー>
ミントティー・はちみつ漬けのレモン・青いミントキャンディー made by teteria大西進