ほしのうた of Kae Touyama web

東山佳永
kae touyama

『ほしのうた』映像
*youtubeでご覧になれます。



『人は死んだら星になる』
小さなころにきいた宝石のようなことば
きっとわたしたちはみな星の種で、それを咲かせるように生き育てている
いのちも、種も、星々も、みな同じひかり
私もいつか星になる
おとぎ話のようなことの中にいることに気がつくと、聴こえてくる
ひかりから生まれたうた
しまっていたかけらをとりだして時空の中に浮かべてみる


パフォーマンス/演出/美術照明プラン: 東山佳永
作詞/作曲/演奏:影山朋子
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美術:和紙球体・ピンポン球・風船・段ボール・万華鏡・プロジェクター
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<作品概要>

東山と影山の宇宙観を反映した作品。

もし魂というものがあるのだとしたら、それは球体に近いと思う。
完璧な球体をめざし、生で学びを繰り返し、輪廻を通して、個々が磨き上げていくのではないだろうか。
そう感じたとき「人は死んだら星になる」というおまじないのようなあの言葉が
本当のことのように感じた。

卵子の頃の球体は一ヶ月単位で生涯を終える
この世の中(身体に宿る魂)では100年を単位に生涯を終える
星になったら、何光年で生涯を終える
そうやって球体として、生きる時空が広がっていくのかもしれない

ふとそう思っていたころ、影山と話し同じようなことを考えていることを知った。

この作品では10分程度という制約のもと、
彼女がつくった”ほしのうた”と彼女自身を掘り下げ、舞台作品にした。
彼女の生まれてからのこと、人生そのもの、
彼女の頭の中を舞台上に表現し、その魂の記憶の粒を片付けるところから始まる

星が生きる宇宙という場所は様々な惑星が光を放ち廻り巡る 
万華鏡はこの世に生まれでてから初めて見た小さな宇宙だった
覗き込んだ小さな宇宙は私達をいつか取り巻いて
私達もきっと星になる

神戸ビエンナーレ2013
ミュージック&アート部門