確かに生きていたもの
ここにあった身体
奥底にある感情
決して見せたくはないところ
とりつくろうことのできない事実
世の中のうらのほう
夢のような世界の
知ってはいけない秘密
枯れゆく花の芳しさと
老いていく生物の尊さと
こぼれおちていく記憶に
とむらいのダンスを
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■movie■
会場:竜宮美術旅館
日時:2010 12/4〜12/5
しんぞう×窪澤瑛子二人展『荒野をおよぐ』でのイベントとしての小作品
◆ryugu photo
【作品概要】
竜宮美術旅館。一階奥、左の部屋。
柱をつたって前面の上部に白い布が張ってある。
朗読からはじまり、亀とともに竜宮へ。足だけの女性性を強調したシーンの後
明かりをつけ、切り絵とともに上半身は影で浮かび上がる。
上半身と下半身を視覚的に分け、竜宮への男性と女性の視点の共存を描く。
布をとり、しんぞうと窪澤の作品のある部屋の景色。
この建物の、竜宮の、うらしまたろうの、おとひめの、その後。
”とむらう”ということ。
この作品の構成と展示部屋の構成とリンクさせ、
展示をまわる体感をなぞりそこからの物語を味わえるようにする。
亀→乙姫→竜宮→うらしま→
*来場者は入場時に折り紙で作られた玉手箱をもらう。
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白布、紙、ピアノ線、フック、ぬいぐるみ、箱、塩、花
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