池袋に小さな動物園ができました。
すこし変わった動物園です。
ひと夏の、夜だけの、不思議な動物園。
さてさて、なにが見れるのでしょう?
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会場:But-a-I(東京芸術劇場前特設)
日時:2009 8/21~23
But-a-Iは、美術作品であり、舞台でもある。
この特性を生かし、観覧する人々が美術作品として、
なおかつ最後には舞台的な楽しみ方が出来るような構成を。
「見ること⇔見られること」を大きなテーマに、相互関係が体感できるような
色とりどりの人間の動物園を描いたパフォーマンス作品。
【コンセプト】
動物園の檻の中の動物を見ている人間たち。
しかし、本当に見ているのはどちらなのか。
その相互関係は、美術館の作品と人間、
舞台の演者と観客の関係にも似ている。
美術館の特色が違うように
街にもその土地の色が存在し、
その中の絵画が一つ一つ違うように、
同じ人間という動物にもそれぞれの世界が存在する。
池袋という街に見られる、人間たちの動物園。
果たして私たちは
見られているのだろうか、見ているのだろうか。
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動物園(見ること⇔見られることの相互作用としてのモチーフ)
池袋(地域性と歴史としてのモチーフ)
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【作品概要】
But-a-I上に、各所に池袋に生きる人に扮したパフォーマー
(こどもWSで作ったボードに生態系の説明が書かれた)を配置。
客席に指揮者(東山)。
パフォーマーは自分の記憶する音がなったら反応し話す。
お客様には動物園案内図(当日パンフレット)に沿って鑑賞してもらう。
下手通路を通り、舞台上の足跡にそって池袋の動物たちを観てまわり、上手通路を通り、客席ゾーンへ。
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客席に着くと、舞台として見ることができ、自分と同じように動いている他の観客を見、自分も見られていたことに気が付く。台詞のやりとりも動きも徐々に舞台全体に広がり、全体の関係図が繋がっていく。
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観客が全員客席側に着き、舞台上の生き物たちが四方から集まり、大人数の群舞のダンスが始まる
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カーテンコール。柵を越え、池袋の街に旅立っていく。